UAEはUTC（協定世界時 - 以前はGMTと呼ばれていました） より4時間進んでおり、夏時間はありません。アブダビで12時正午の場合、 ニューヨークでは午前3時、ロンドンでは午前8時、ヨハネスブルグでは午前10時、 ニューデリーでは午後1時30分、シドニーでは午後6時です （夏時間は考慮していません）。

冬には、太陽が昇るのは午前6時30分から午前7時の間、沈むのは午後6時から午後7時の間です。夏の日の出は早朝5時30分、日の入りは午後7時頃です。アブダビの日照時間は毎日平均10～12時間です。

UAEの国教はイスラム教で、信仰する人が多いです。イスラム教の聖日は金曜日です。イスラム教徒は1日に5回メッカに向かって祈ることが義務付けられています。礼拝の時間は太陽の位置に応じて異なり、現代ではモスクのミナレットにあるスピーカーから知らされます。 UAE憲法では、確立された習慣に従って宗教の自由が保証されています。アブダビは他の宗教に寛容で、イスラム教に影響が及ばない限り、信仰の自由は誰にでも保障されています。イスラム教徒以外の方でも、世界最大規模のシェイクザイードグランドモスクの無料ガイドツアーに参加して、イスラム教の理解を深めることができます。ツアーのスケジュールはその日により異なります。

ラマダンは、イスラム教徒が聖なるコーラン（イスラム教の聖典）の啓示を記念する神聖な月です。ラマダンは断食の時期であり、イスラム教徒は夜明けから日没まで、飲食、喫煙、不純な考えや行動を慎みます。 日没後、イフタールの食事によって断食が解かれ、その時間はすべての新聞に記載されています。 街中の祝祭感あふれるラマダンテントには毎晩あらゆる国籍や宗教の人々が集まり、アラビアの伝統的なメッゼやスイーツを楽しんでいます。ラマダンの日付はイスラムの太陰暦に従って毎年変わります。 ラマダン期間中、店舗は日中に一旦閉店し、日没後1〜2時間してから再び開店し、夜遅くまで営業するのが一般的です。飲食店やレストランは、日中はほとんど閉まっているかテイクアウトのみの営業で、日没後のイフタールから営業を再開します。 イスラム教徒以外の方も、日中の間は公共の場での飲食や喫煙を控えることが礼儀とされています。これを怠ると、人々を不快にさせるか、政府機関に苦情が出されることもあります。ラマダン期間中でのアルコールの販売は日没後に限定され、店や公園は普段より遅い時間に開き、閉店も遅くなります。また、ライブ音楽やダンスは禁止されているため、ナイトクラブは1か月間閉店し、映画館は日中の上映を制限しています。 ラマダンの終わりにはイード・アル・フィトルという3日間の祝祭があり、家族や友人、隣人、慈善団体への贈り物が交わされます。

現地通貨はUAEディルハム（AEDまたはDhs）で、100フィルスに分割され、米ドルに固定されています（1USD：3.6725AED）。

アブダビのほとんどのATMには、Visa、MasterCard、American Express、Cirrus、Maestro、Plusのロゴが表示されており、クレジットカードで現金を引き出すことが可能です。ホテルでは外貨の両替サービスもご利用いただけるほか、市街地には多数の外貨両替所があります。

店舗ごとに返品・交換ポリシーは異なりますが、通常はレシートを持参すれば、決められた期間内で対応してもらえます。

アブダビには食事の選択肢が豊富で、訪れる人々はその多彩なレストランやカフェの数に驚かされます。アブダビのレストランでは世界各国の風味豊かな料理が取り入れられ、バラエティ豊かで活気ある国際的な風味と高水準の料理を楽しむことができます。ホテル内のレストランやバーではアルコールが提供されており、アブダビ全域には無免許ながら人気の飲食店も多くあります。イスラム教徒以外の方は、一部のレストランで豚肉を食べることができます。料理に豚肉を使用する場合は、豚肉なしの料理とは別々に調理され、メニュー上に明確に表示されます。

チップは必要とはされていませんが、UAEではよく行われています。ホテルやレストランのスタッフへのチップはご自身の判断によります。高級レストランの多くでは、通常10％程度のサービス料と6％の観光税が伝票に加算される場合があります。これらの料金はメニュー価格に含まれていることが多く、その場合はメニューに記載されています。とはいえ、サービスが非常に良かったなら、すでに16％の料金が含まれていてもチップを追加で渡すことはよくあることです。これらの料金が含まれていない場合は、合計請求額に10～15％のチップを追加してください。

アブダビの週末は土曜日と日曜日です。ほとんどの企業では、月曜から金曜までが通常の営業日です。

アブダビでの移動は簡単で、タクシーは手頃な価格で数も多く、路上でひろうか、TransADホットライン（600 535353）に電話してご予約いただけます。路上タクシーは簡単に見分けられます。車体はシルバーで屋根に黄色の看板（新しいタクシー）か、白と金色の車体で屋根に緑の看板（古いタクシー）がついています。古いタクシーも新しいタクシーもメーター制ですが、古いタクシーの多くは事前に料金を交渉できるかもしれません。チップは必要ではありませんが、いつでも歓迎されます。アブダビを巡りたいなら、旅行代理店に訪問したい場所への送迎付きツアーを手配してもらいましょう。移動が多い場合には、レンタカーも選択肢の1つです。レンタカーを借りる場合は、パスポートのコピー、クレジットカード、そして自国の有効な運転免許証か国際運転免許証が必要です。それ以外では、アブダビにはとても効率的なバス便が網羅しています。首都では、エアコン付きの近代的なバスが24時間運行しています。利用方法は簡単で、乗客は運転手のそばにある料金箱に1ディルハムのコインを入れるだけで、自由にバスに乗り降りできます。アルアインやアブダビの他の地域へ向かうバスもあり、ムルール通りにあるアブダビ中央バスターミナルから乗ることができます。

アブダビの5つ星ダブルルームの平均宿泊料金は、16％の税金を除いてAED590/USD161です。料金に朝食が含まれるかどうかはプランによります。繁盛期やイベントが多い時期はホテルがすぐに満室になってしまうため、なるべく早めにご予約することをおすすめします。

アブダビにはホステルがありません。予算を抑えたい方は、当サイトの「宿泊施設」ページで手頃なホテルをお探しいただけます。

アブダビ警察の緊急電話番号は999です。アブダビで警察の助けが必要なとき、救急車が必要になったとき、その他の緊急事態が起きたときの通報先電話番号は999です。通話料はかかりません。緊急電話番号に電話をかけるときは、お名前、事故・事態の内容、発生場所、事態の深刻さを必ず伝えてください。交通事故に巻き込まれてしまったときは、ただちに警察に連絡することが重要です。軽微な事故だった場合は、ご自分の車を道路の端に動かしてください。交通を妨げてしまうと罰金が科されます。警察による調書がないと保険金を請求することができませんのでご注意ください。そのほかの問い合わせに対応するため、アブダビ警察は専門の観光警察部門を配置しており、さまざまな問題について助言や案内を行っています。+971 2 699 9999まで連絡してください。

アブダビは世界で最も安全な都市の一つで、女性も含め誰もが安心して旅行できる場所です。ジョージタウン研究所の女性・平和・安全指数によると、首長国は地域安全性で第1位にランクされ、女性の98.5%が夜間に一人で近所を歩いても安全だと感じていると回答しています。

アンドラ、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、バハマ、バーレーン、バルバドス、ベルギー、ブラジル、ブルネイ、ブルガリア、カナダ、チリ、コスタリカ、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ホンジュラス、香港（中華人民共和国特別行政区）、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、日本、カザフスタン、クウェート、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マレーシア、モルディブ、マルタ、メキシコ、モナコ、モンテネグロ、ナウル、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、オマーン、中華人民共和国、ポーランド、モーリシャス共和国、エルサルバドル共和国、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、セントビンセント及びグレナディーン諸島、サンマリノ、サウジアラビア、セルビア、セーシェル、シンガポール、スロバキア、スロベニア、ソロモン、韓国、スペイン、スウェーデン、スイス、バチカン、ウクライナ、イギリス、アメリカ合衆国、ウルグアイの国民は、アブダビ国際空港に到着すると、無料で入国ビザを取得できます。湾岸協力理事会（GCC）加盟国の国民は、UAEへの入国にビザは必要ありません。上記以外の国の国籍を持つ方は、旅行前に観光ビザ、通過ビザまたは短期滞在ビザの申請が必要です。エティハド航空を利用する場合は、申請すれば短期滞在ビザを手配してもらうことができます。旅行代理店を通じて旅行を予約した場合は、代理店がビザを手配できることが多いです。3つ星～5つ星ホテルでは、宿泊を予約した利用客に代わってビザを申請できる場合があります。すべての3つ星～5つ星ホテルがこのシステムを採用しているわけではないため、ご注意ください。宿泊されたいホテルがこのサービスを提供しているかどうか、必ずご確認ください。現在、このサービスは、アパートホテルに滞在する宿泊客には適用されません。航空会社、旅行代理店、ホテルではビザの申請が可能ですが、承認にかかる期間を十分に見込んでください。また、申請が却下されても責任は負いませんのでご注意ください。それ以外の場合は、最寄りのUAE大使館を通じてビザを申請する必要があります。その場合、空港での虹彩スキャンが必要です。ビザの種類や取得方法について、詳しくはアブダビ政府のウェブサイトをご覧いただくか、コンタクトセンター（+971 2 666 4442、UAE国内からは800-555）まで連絡してください。

UAE連邦法およびアブダビ政府の定めた法により、UAEを訪れるすべての旅行者は医療保険に加入することが義務づけられています。緊急時には、救急医療が無料で提供されます。それ以外の治療費は、現金または保険で支払う必要があります。けがや病気などの緊急時には、アブダビのシェイク・ハリーファ・メディカル・シティ（Sheikh Khalifa Medical City）（+971 2 610 2000）かアルヌール・ホスピタル（Al Noor Hospital）（+971 2 626 5265）にご連絡ください。どちらの施設にも救急治療科があります。交通事故でけがをした場合は、最高レベルの救急治療を提供しているシェイク・ハリーファ・メディカル・シティに必ず搬送されます。

世界的評価を受けた医療施設を多数有するアブダビには、Newsweek誌が選ぶ「世界トップ250病院」にも複数の病院がランクインしています。首長国の医療制度は、その高い品質と利便性で世界的に評価されており、旅行者の皆さまにも最先端の医療施設を安心してご利用いただけます。アブダビは、新型コロナウイルスへの優れた対応力が世界的に評価されており、世界トップクラスの接種率を達成しています。